本を新書と文庫だけにすれば電子書籍はいらない!!
2012-09-26


このところ、古い本や雑誌を整理しているのだが、本の重さには、いまさらながら驚く。とくに、出版業界がまだ多少景気が良かった、1990年代から2000年代初め頃の本は、やたらサイズが大きく、コート紙を使っていて重い。5,6冊紐で束ねると、持ち上げるとき、腕が痛くなる。

なぜ、無意味に大きくて重い本にしたのだろうか。当時は、コート紙の方が写真の色がよく出るから、などと言っていたものだが、写真やカラーイラストをたくさん掲載した本ならともかく、パソコンの解説書みたいなものにまでコート紙を使って豪華にする必要なんてないだろう。
(しかし、パソコンの解説書なんてまったく不要だな。この話は、いずれ別のコラムで・・・)

このように扱いにくい本を見ていると、確かに電子書籍の方がいいな、とは思う。もちろん、現状では、電子書籍には乗り越えなければならない課題が多すぎるので、普及にはまだ時間がかかると思う。

最近は、新書や文庫が増えてきて、たいへんいい傾向だと思う。新書と文庫は、軽くて小さくて安くて読みやすい。容積が小さいから書店でも、より多くの本を並べておくことができる。判型が規格化されているから、本箱に並べるのも楽だ。

本は、電子書籍のように読むのにリーダーが必要なのは、敷居が高すぎる。
本は、どこの出版社のものも、どの取次店を通したものも、どこの本屋で買ったものでも、まったく同じように読め、収納できなければならない。これができるのが紙の本の最大のメリットだ。

本を、新書と文庫のみにすれば、ほんとに便利になる。電子書籍なんていらない。
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